大使挨拶
令和7年4月1日

在スロベニア日本大使館のホームページをご訪問いただき、誠にありがとうございます。日本大使としてスロベニアに赴任してから、早くも一年半近くが経過しました。この間、スロベニアの皆様、そしてスロベニアに住まわれる日本人の皆様からのご支援とご協力に深く感謝申し上げます。2025年度を迎えるにあたり、一言ごあいさつ申しあげます。
近年、スロベニアと日本の関係は、政治、経済、科学技術、人的・文化的交流などの分野で着実に発展してまいりました。国際情勢がますます緊迫化する中、両国が基本的価値を共有する友好国として協力を強化することは、極めて重要です。特に2024年には、両国がともに国連安全保障理事会の非常任理事国を務め、国際社会の平和と安定に向けて協力する機会を得たことは、大変意義深いものでした。多国間主義を通じた国際社会の平和と安定、そして繁栄の実現は両国の外交政策に共通する基本方針であると信じております。両国間の信頼関係を基盤とし、今後も国際社会の発展に両国の協力を進めてまいりたいと考えております。
日本は、EU及びNATOとの関係を通じて各分野でのイニシアティブを推進しており、スロベニアとはEU、NATOそれぞれの加盟国としてこうした枠組みでの協力のさらなる推進も期待されます。日EUの枠組みでは、サイバーを含む防衛・安全保障協力、科学技術協力、地球環境問題等への対応など、多岐にわたる分野で協力を進めております。また、日NATOの枠組みでは、IP4(日本、豪州、ニュージーランド、韓国)としての協力が進められており、相互の安全保障に対する理解と協力を強化しています。
また、日スロベニア間の要人往来も活発化しております。昨年は、ファヨン外相及びパピッチ高等教育大臣が訪日し、最近ではボシュトヤンチッチ財務大臣が訪日するなど、両国の関係をさらに深める大きな契機となりました。これらの要人往来は、政治、経済、文化の各分野における協力を推進し、両国の相互理解を深めるものです。このような交流が今後も続くことを強く期待しています。
さらに、本年は大阪・関西万博の年でもあります。様々な機会に政府関係者、企業関係者、メディア関係者、一般の方々が万博を訪問することを通じて、二国間の更なる親近感の醸成、経済関係の一層の深化を期待しています。大阪・関西万博は、対立や分断など世界が「内向き」になっているタイミングで、世界中の人々が参加し、人類の未来を考える機会となるものと考えております。また、各国が技術や文化を紹介し合う重要な場であり、日本とスロベニアの企業や団体が積極的に参加することで、経済的な連携が一層強化されることを願っております。
文化交流や大学間交流もますます盛んになっており、両国の相互理解と友好関係が一層強化されることを願ってやみません。日本とスロベニアの学生や研究者が、互いの国を訪れ、学び合うことで、新たな発見や協力の機会が生まれていることに喜びを感じています。
今後とも、在スロベニア日本国大使館の活動にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
近年、スロベニアと日本の関係は、政治、経済、科学技術、人的・文化的交流などの分野で着実に発展してまいりました。国際情勢がますます緊迫化する中、両国が基本的価値を共有する友好国として協力を強化することは、極めて重要です。特に2024年には、両国がともに国連安全保障理事会の非常任理事国を務め、国際社会の平和と安定に向けて協力する機会を得たことは、大変意義深いものでした。多国間主義を通じた国際社会の平和と安定、そして繁栄の実現は両国の外交政策に共通する基本方針であると信じております。両国間の信頼関係を基盤とし、今後も国際社会の発展に両国の協力を進めてまいりたいと考えております。
日本は、EU及びNATOとの関係を通じて各分野でのイニシアティブを推進しており、スロベニアとはEU、NATOそれぞれの加盟国としてこうした枠組みでの協力のさらなる推進も期待されます。日EUの枠組みでは、サイバーを含む防衛・安全保障協力、科学技術協力、地球環境問題等への対応など、多岐にわたる分野で協力を進めております。また、日NATOの枠組みでは、IP4(日本、豪州、ニュージーランド、韓国)としての協力が進められており、相互の安全保障に対する理解と協力を強化しています。
また、日スロベニア間の要人往来も活発化しております。昨年は、ファヨン外相及びパピッチ高等教育大臣が訪日し、最近ではボシュトヤンチッチ財務大臣が訪日するなど、両国の関係をさらに深める大きな契機となりました。これらの要人往来は、政治、経済、文化の各分野における協力を推進し、両国の相互理解を深めるものです。このような交流が今後も続くことを強く期待しています。
さらに、本年は大阪・関西万博の年でもあります。様々な機会に政府関係者、企業関係者、メディア関係者、一般の方々が万博を訪問することを通じて、二国間の更なる親近感の醸成、経済関係の一層の深化を期待しています。大阪・関西万博は、対立や分断など世界が「内向き」になっているタイミングで、世界中の人々が参加し、人類の未来を考える機会となるものと考えております。また、各国が技術や文化を紹介し合う重要な場であり、日本とスロベニアの企業や団体が積極的に参加することで、経済的な連携が一層強化されることを願っております。
文化交流や大学間交流もますます盛んになっており、両国の相互理解と友好関係が一層強化されることを願ってやみません。日本とスロベニアの学生や研究者が、互いの国を訪れ、学び合うことで、新たな発見や協力の機会が生まれていることに喜びを感じています。
今後とも、在スロベニア日本国大使館の活動にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
駐スロベニア日本国特命全権大使 吉田 晶子
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