新年の挨拶(2022年1月)
令和4年1月4日

新年明けましておめでとうございます。
昨年は、一昨年に引き続き、新型コロナ問題に終始した一年となってしまいました。皆様におかれても、ご苦労とご心配の尽きない年であったと思います。まずは、本年が、皆様にとって良い年になることを、心より祈念したいと思います。
昨年の一年間を振り返ってみますと、スロベニアは建国30周年を迎え、さらに7月には2度目のEU議長国に就任し、スロベニア各地で建国30周年を祝うイベントやEU関連の会合が頻繁に開催されるなど、記念すべき年となりました。
また、日本とスロベニアの二国間関係では、4月にはEU議長国就任に先立ち茂木元外務大臣が当地を訪問して、パホル大統領、ヤンシャ首相、ロガル外相と会談し、日スロベニア関係を前進させることができました。
さらに、夏には東京オリンピック・パラリンピック大会が開催されました。新型コロナの感染が拡大している中での開催については、様々な議論がありましたが、大きな混乱、感染拡大もなく成功裏に大会が開催され、世界のスポーツファンをはじめ多くの方々に「スポーツが世界を一つにする」ことを示すことができました。スロベニアの選手団は、金3個を含むメダル5個を獲得する活躍をされ、日本におけるスロベニアの認知度も高まりました。
昨年は、両国にとって実りの多い一年だったと思います。
2022年は、日本とスロベニアは外交関係樹立30周年という節目の年を迎えます。当館では、これを契機に二国間関係をさらに発展させるため、様々な行事を計画しています。
まず、6月を「日本文化月間」とし、日本絵画の展覧会、伝統音楽のコンサート、日本映画フェスティバルなど、日本文化を紹介する各種イベントを集中的に開催する予定です。
また、8月には、当地のゴルニャ・ラドゴナで開催される中・東欧最大級の国際農業展覧会「AGRA」に、日本はパートナー国として初めて参加します。
さらに、スロベニアの各地では、2021年の東京オリンピック・パラリンピック大会の開催、2022年の日・スロベニア外交関係樹立30周年を記念して、日本のシンボルである桜を植樹する「桜プロジェクト」が推進されています。
過去二年間、新型コロナの規制のため、多くの日本関係の行事が中止、延期されてしまいましたが、本年は、新型コロナ規制の状況を見極めつつ、これらの行事を再開できればと考えています。
2022年には、このような取り組みを通じまして、日本とスロベニアの関係がさらに深まっていくことを期待しています。
当地で1年余り勤務して感じますことは、当地に投資している日本企業が雇用の拡大、輸出の拡大等を通じてスロベニア経済の発展に寄与していることに対して、スロベニア政府関係者の評価が極めて高く、更なる日本からの投資に対する強い期待があるということです。当館としては、関係者のご要望に応え、引き続き、日本企業の支援、投資の促進等に取り組んでいきたいと考えています。
また、当地では柔道や空手など日本の武道には根強い人気がありますし、最近では、若者を中心にアニメなど日本発のサブカルチャーも好評で、日本文化に対する関心の高さも感じます。「日本文化月間」のイベントなどを通じて、さらに日本のファンが増えていくことを願っています。
改めまして、本年は、新型コロナの問題が早期に収束して皆様の日常生活が平穏さを取り戻すこと、また、皆様のこの一年のご多幸とご繁栄を祈念いたしまして、私の新年のご挨拶とさせていただきます。
昨年は、一昨年に引き続き、新型コロナ問題に終始した一年となってしまいました。皆様におかれても、ご苦労とご心配の尽きない年であったと思います。まずは、本年が、皆様にとって良い年になることを、心より祈念したいと思います。
昨年の一年間を振り返ってみますと、スロベニアは建国30周年を迎え、さらに7月には2度目のEU議長国に就任し、スロベニア各地で建国30周年を祝うイベントやEU関連の会合が頻繁に開催されるなど、記念すべき年となりました。
また、日本とスロベニアの二国間関係では、4月にはEU議長国就任に先立ち茂木元外務大臣が当地を訪問して、パホル大統領、ヤンシャ首相、ロガル外相と会談し、日スロベニア関係を前進させることができました。
さらに、夏には東京オリンピック・パラリンピック大会が開催されました。新型コロナの感染が拡大している中での開催については、様々な議論がありましたが、大きな混乱、感染拡大もなく成功裏に大会が開催され、世界のスポーツファンをはじめ多くの方々に「スポーツが世界を一つにする」ことを示すことができました。スロベニアの選手団は、金3個を含むメダル5個を獲得する活躍をされ、日本におけるスロベニアの認知度も高まりました。
昨年は、両国にとって実りの多い一年だったと思います。
2022年は、日本とスロベニアは外交関係樹立30周年という節目の年を迎えます。当館では、これを契機に二国間関係をさらに発展させるため、様々な行事を計画しています。
まず、6月を「日本文化月間」とし、日本絵画の展覧会、伝統音楽のコンサート、日本映画フェスティバルなど、日本文化を紹介する各種イベントを集中的に開催する予定です。
また、8月には、当地のゴルニャ・ラドゴナで開催される中・東欧最大級の国際農業展覧会「AGRA」に、日本はパートナー国として初めて参加します。
さらに、スロベニアの各地では、2021年の東京オリンピック・パラリンピック大会の開催、2022年の日・スロベニア外交関係樹立30周年を記念して、日本のシンボルである桜を植樹する「桜プロジェクト」が推進されています。
過去二年間、新型コロナの規制のため、多くの日本関係の行事が中止、延期されてしまいましたが、本年は、新型コロナ規制の状況を見極めつつ、これらの行事を再開できればと考えています。
2022年には、このような取り組みを通じまして、日本とスロベニアの関係がさらに深まっていくことを期待しています。
当地で1年余り勤務して感じますことは、当地に投資している日本企業が雇用の拡大、輸出の拡大等を通じてスロベニア経済の発展に寄与していることに対して、スロベニア政府関係者の評価が極めて高く、更なる日本からの投資に対する強い期待があるということです。当館としては、関係者のご要望に応え、引き続き、日本企業の支援、投資の促進等に取り組んでいきたいと考えています。
また、当地では柔道や空手など日本の武道には根強い人気がありますし、最近では、若者を中心にアニメなど日本発のサブカルチャーも好評で、日本文化に対する関心の高さも感じます。「日本文化月間」のイベントなどを通じて、さらに日本のファンが増えていくことを願っています。
改めまして、本年は、新型コロナの問題が早期に収束して皆様の日常生活が平穏さを取り戻すこと、また、皆様のこの一年のご多幸とご繁栄を祈念いたしまして、私の新年のご挨拶とさせていただきます。
2022年1月4日
駐スロベニア特命全権大使
松島 浩道
駐スロベニア特命全権大使
松島 浩道