「スロベニア・イタリアの鉄道および都市開発調査団によるセミナー開催(2025年9月15日)

令和7年9月17日
連盟会長と大使
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   9月15日(月)、当館は、日本の大手鉄道会社からなる鉄道国際調査団(団長:森地茂政策研究大学院大学名誉教授)との協力により、「鉄道を中心とした街づくり(JAPAN-SLOVENIA SEMINAR: RAILWAY-BASED URBAN PLANNING)」と題したセミナーをグランドプラザホテル&コングレスセンターにて開催いたしました。

  セミナー冒頭では、ロトリッチ国民評議会議長より、大阪・関西万博の機会に来日し日本の鉄道、都市開発の様子に感動し、日本の事例を参考としつつ、スロベニアも時代の要請に応えていく必要を感じた旨ご発言がありました。また、ライヒ・インフラ省副大臣からは、スロベニアと日本は国の規模も歴史も異にしているが、文化、仕事に対する倫理観は共通しており、協力し合っていく良いパートナーである旨ご挨拶をいただきました。
 
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   セミナーでは、日本側からは日本の鉄道の歴史に触れた後、民間資本による鉄道を中心とした都市と郊外の開発の経験、国鉄民営化後のビジネスモデルとしての鉄道駅周辺開発による安定した収益確保、日本の鉄道技術の紹介といった講演がありました。スロベニア政府関係者からは、スロベニアの道路・鉄道ネットワーク、国土構造、リュブリャナ駅再開発事業についてご説明をいただきました。セミナー終盤では、活発な質疑応答が行われ、スロベニアにおける将来的な鉄道の発展に対する期待の高さが窺えました。
展覧会の様子
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大使挨拶
   また、セミナー終了後には、大使公邸にて鉄道国際調査団一行を交え、スロベニア鉄道事業の将来性等について意見交換を行いました。日本、スロベニア双方の鉄道関係者、建設関係者にとり有益な一日とすることができました。
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