日本アニメ・マンガ紹介行事が開催されました。
2013年12月14日、リュブリャナ市内のキノシシカにてMakkon(マッコン)主催による日本アニメ・マンガ紹介行事が開催され、スロベニア国内の日本アニメ・マンガ愛好家、一般市民など約700名の来場がありました。本行事では、日本のアニメ・マンガのイラスト教室やコンテスト、コスプレレクチャー、日本アニメを素材としたビデオゲーム、アニメクイズ大会、撮影会、日本語体験教室など様々なワークショップが行なわれました。
アニメ・マンガは、世代や人種を超えて感動や共感をもたらすと共に、それぞれの国や地域の文化が反映された作品は、異文化についての理解を深めるのに役立つと言われています。また、近年のアニメ・マンガの広がりは、書籍のみならず、映画、ファッション、音楽、ゲームソフト、キャラクターグッズなど幅広い分野に影響を与えています。スロベニアにおいても日本アニメ・マンガの人気は若年層を中心に非常に高く、日本語学習を始める大きな要因の1つとなっています。
・アニメを通じた日本語学習サイト(Japanese in Anime&Manga:国際交流基金)はこちら。
・国際漫画賞についてはこちら。
天皇誕生日祝賀レセプションが行われました。
2013年12月4日、リュブリャナ市内にて天皇誕生日祝賀レセプションが行われ、モゼティッチ憲法裁判所長官、リビッチ国民議会議員をはじめ、スロベニア政府関係者、各国大使、各種団体代表者、日系企業、日本教育・文化関係者など約310名の方々が出席しました。
冒頭挨拶にて城守大使は天皇陛下の80回目の御誕生日に祝意を表すと共に、今年1年を振り返り3月のパホル大統領の訪日、6月の秋篠宮同妃両殿下の当国御訪問などハイレベルな要人往来による二国間の友好親善の促進に対する感謝の意を述べました。また、昨年発足した安倍政権の経済政策や積極的平和主義、女性の活躍支援など現政権の取り組みや2020年東京オリンピック・パラリンピック開催決定に関する支援への謝辞、和食の世界無形文化遺産認定、日本酒・日本ワイン、日系企業の紹介などを行いました。
(城守大使挨拶文(日本語)はこちら)
ステージ上の大型スクリーンでは、天皇皇后両陛下及び皇室一家の御写真や秋篠宮同妃両殿下の当国御訪問時の映像を紹介し、会場内にて、パホル大統領の訪日時及び秋篠宮同妃両殿下の当国御訪問時の様子を紹介するパネル展示も行いました。また、会場内のドリンクコーナーには、日本酒や、日本ワインコーナーが設け、日本酒の製造方法や各種産地の紹介(日本酒、ワイン)を行い好評を博しました。そして、会場中庭でのトヨタ・アドリア社によるハイブリット車の展示をはじめ、SONYの4Kテレビの展示、Canon・アドリア社による写真無料プリントサービスなど在スロベニア日系
企業10社が会場内にブースを設け来場者の関心を集めていました。文化面では、日本住在のスロベニア人写真家ヴィルス・ゴラーズさんの協力による日本の伝統美を紹介する写真の展示(スロベニア語、英語)やブルナリヤ・レッシュ社による盆栽の展示、「Visit Japan」「Yokoso Japan」の紹介等が行なわれました。
ご出席頂きました皆様及び本行事に協力頂きました皆様に改めて御礼申し上げます。
スロベニア国際婦人協会(SILA)主催によるチャリティバザーが行われました。
2013年11月30日、リュブリャナ展示会議センターにてスロベニア国際婦人協会(SILA)主催第20回チャリティバザーが開催されました。
本年は我が国をはじめ、計34ヶ国及びEUが参加し、各国とも趣向を凝らしたブース展開が行なわれました。当日はパホル大統領による開会挨拶が行なわれ、SILAのこれまでの多大なる貢献に対し、賞賛の言葉が送られました。(詳細別添記事参照)
「日本ブース」では、昨年同様2ブースを使用し、お寿司をはじめ日本的な日常品、小物、衣類、玩具、文具品等の販売を行うと共に書道の実演販売を行いました。本年は当地日系企業(トヨタ・アドリア社、マキタ社、フォルメ社)からの寄付品の提供や生け花の展示もあり、終日多くの来場者で賑わいました。また、新たな取り組みとして日本酒(「梵吟撰」インターナショナル・サケ・チャレンジ2008にて金賞受賞)の試飲も行ない、来場者は芳醇な香りと、深い味わいを楽しみました。当日の売上金はSILAを通じ全額、スロベニアの種々のチャリティ団体に寄付されます。
ご来場頂きました皆様及び本行事にご賛同頂きご協力頂きました皆様に改めて御礼申し上げます。
※報道記事
Nedelo(2013/12/1)
Dnevnik(2013/12/2)
「リュブリャナ経済高校の学生による大使館訪問」が行なわれました。
2013年11月6日(水)、リュブリャナ経済高校の学生10名と教員2名が当館を訪問しました。まず、大使館が行なっている広報文化業務、領事業務などの説明を受け、その後、城守大使を表敬訪問し、震災後の日本の復興情況や日本とスロベニアの関係などについての質疑応答が行なわれました。また、照内書記官より、大使館の役割、日本の経済政策(アベノミクス三本の矢他:詳細別添参照)についての説明が行なわれました。レクチャー後も、欧州通貨危機に関する日本政府の見解など様々な質問が高校生からなされました。また、大使館で働く現地職員との質疑応答もあり、その役割ややりがいなどについての説明が行われました。
※レクチャー資料
Japan's Economic Diplomacy(英語)
プレゼンテーション(英語)
「茶道裏千家 村上教授及び社中による茶道デモンストレーション」が開催されました。
2013年11月4日(月)、リョブリャナ市内Ethnographic museum及び11月5日(火)、マリボル市内Castle & City Museumにて、「茶道裏千家村上教授及び社中による茶道デモンストレーション」が開催されました。当日は、日本からの茶道家10名による茶道のデモンストレーション、英語での解説、及び日本の歴史、文化、精神性などについての説明が行なわれました。リュブリャナ会場には、約130名の来場者があり、来場者全員に抹茶と和菓子が振舞われました。日本の茶碗で抹茶を頂く機会は初めてという方が多く、日本の伝統文化を直に体験出来て良かったとの声が多く寄せられました。
また、5日には、大使公邸にて、スロベニア外務省関係者、前駐日スロベニア大使、スロベニア・日本友好協会幹部などをお招きし、デモンストレーション、茶道の点前・道具などについての説明なども行なわれ、当地での日本の伝統文化普及について様々な意見交換が行なわれました。スロベニアには、茶道を学ぶ団体があり、初級クラスから上級クラスまで、約60名の方が在籍されています。
「日本映画祭」が開催されました。
2013年10月21日(月)~24日(木)に、リュブリャナ市内の映画館“キノテカ”及びマリボル市内“キノ・ウダルニック”にて「日本映画祭」が開催されました。リュブリャナ会場では「日本の技術の秘密:忍者、変身、団結力」をテーマに60年代の忍者・時代劇映画6作品が上映され、マリボル会場では「アニメ、三丁目の夕日シリーズ」4作品が上映されました。
開催初日のオープニングでは城守大使より、「映画」を通じ日本文化に対する“新しい発見”と“更なる理解”を期待するメッセージが伝えられました。 来場者からは、日本映画の「質の高さ」、「映像の美しさ」を賞賛する声が多くありました。忍者映画「忍びの者」「続・忍びの者」に関しては、日本版 “007”“ミッション・インポッシブル”のようであったのコメントもありました。又、忍者が活躍した時代に興味がわき、同時代背景について詳しく調べてみたいとの声もありました。
リュブリャナ会場では、Bujinkan Ninpo DOJOの協力により、日本兜の展示も期間中行なわれました。
ご来場頂きました皆様及び関係者の方々に御礼申し上げます。
なお、同映画祭は、スロベニア国営放送においても紹介されました。
LINK:http://ava.rtvslo.si/predvajaj/teden-japonskega-filma/ava2.174243883/
※CMの後、約1分24秒間。(自動で動画がスタートします)
【上映作品】
<リュブリャナ会場>
忍びの者/山本 薩夫監督(1962年)、続・忍びの者/山本 薩夫監督(1963年)、雪之丞変化/市川 崑監督(1963年)
真田風雲録/加藤 泰監督(1963年)、風の武士/加藤 泰監督(1964年)、異聞猿飛佐助/篠田 正浩監督(1965年)
<マリボル会場>
サイボーグ009超銀河伝説/明比 正行監督 総指揮:石森章太郎(1980年)ALWAYS三丁目の夕日(2005年)、ALWAYS続・三丁目の夕日(2007年)、ALWAYS 三丁目の夕日’64 (2012年)/山崎 貴監督
スロベニア柔道連盟に大使表彰を授与しました。
2013年10月23日(水)、大使公邸にて、スロベニア柔道連盟に大使表彰を授与しました。スロベニア柔道連盟は1952年に設立され、60年以上にわたりスロベニアにおける柔道の普及とレベルの向上の為に多大な貢献を行なってきており、現在、スロベニア国内には、競技者・監督・審判を含め総勢約3,000人の柔道関係者が存在し、2012年のロンドンオリンピックでは、ジョルニル選手(女子)が金メダルを獲得しています。
今般、「第18回世界ジュニア柔道選手権」がリュブリャナ市において開催されるのを機に、同連盟が果たしてきた役割を評価し、謝意を伝え、今後の一層の活動強化の期待を表して表彰を行いました。同式典には、ピカロ教育・科学・スポーツ大臣、コチヤンチッチ・スロベニア・オリンピック協会会長、ガブロヴェツ・スロベニア柔道連盟会長、ジョルニル女子柔道家、日本選手団からは、井上康生日本選手団男子監督、南條同女子監督他コーチ陣など約30名が出席しました。同式典において城守大使は、同連盟のこれまでの功績に対し謝辞を表明し、柔道を通じて友好な二国間関係が更に発展することへの期待を述べました。また、スロベニア側を代表し、コチヤンチッチ・スロベニア・オリンピック協会会長より、今回の表彰に対する謝辞と、両国間のスポーツ交流の活性化への期待が述べられました。
なお、10月23日から27日までの期間、スロベニアにて世界75ヶ国、611名の柔道家が参加して開催された「第18回世界ジュニア柔道選手権」では、日本選手団は、個人戦(男女各8階級)で3個の金メダル、4個の銀メダル、5個の銅メダルを獲得し、団体戦では、男子が銅メダル、女子が金メダルを獲得しました。同選手権には、家族連れの観戦者も多く、スロベニアにおける柔道人口の拡大に対する期待が感じられました。
日本の現代建築と都市計画に関する展覧会
「ストラグリング・シティーズ―60年代日本の都市プロジェクトから」が開催されました。
2013年9月20日から10月13日まで、Museum of Architecture and Designにて、当館、国際交流基金、Museum of Architecture and Design共催による日本の現代建築と都市計画に関する展覧会「ストラグリング・シティーズ―60年代日本の都市プロジェクトから」が開催されました。
本展覧会は、1960年代の日本の都市計画とその実現の過程における課題や、実現後との対比など、当時のプロジェクトを事例にとりながら、現代および未来に向けて都市計画のあるべき姿を考察することを目的とし、建築や都市の模型のみならず、アニメーション、写真スライド、映像といった多様なメディアを用いて行なわれました。
オープニングエキシビジョンにて、城守大使は、日本の文化芸術の中でも、建築分野に関する評価は特に高く、伝統的な木造建築から、高度な施工技術と斬新なデザインを融合させた現代建築まで幅広く知られている。しかし、その背景やプロセスを知る機会は少なく、今回の展覧会を通じ、我が国が取り組んできた都市計画や建築技術についての理解を深め、今後の都市プロジェクトの一助となることを期待する旨のメッセージを述べました。
また、同日、リュブリャナ大学建築学部Lucija Ažman Momirski教授による「日本の都市開発」に関するオープングセミナーも開催され、多くの建築、デザイン関係者が会場を訪れました。さらに期間中には、子供向けのワークショップ「Cities in the air」も開催され、東京の都市化における変革過程の学習や、仮想空中都市の模型作成なども行なわれました。
本展覧会開催に際し、ご協力頂きました関係者の方々、ご来場頂きました皆様に心より御礼申し上げます。
なお、同展覧会は、スロベニア国営放送においても紹介されました。
LINK:http://ava.rtvslo.si/predvajaj/japonski-urbanisticni-projekti-iz-60-let/ava2.174237984/
※CMの後、約1分11秒間。(自動で動画がスタートします)
第2回日本文化総合紹介行事“Japan Day”が開催されました。
2013年9月28日(土)、ズビリエ湖畔において“来て見て楽しい、参加して楽しい”をキーワードに日本文化総合紹介行事“Japan Day”が開催されました。
同行事は、ズビリエ観光協会、当館共催のもとスロベニアにある日本文化関連約20団体、日系企業、及びボランティアの協力により実施されました。開会にあたり、城守大使より、文化、歴史、スポーツ、ライフスタイルなど様々な体験を通じ、日本文化への理解を深めて欲しいとのメッセージが伝えられました。ステージでは、空手、合気道、剣道、忍術等のデモンストレーションが行なわれ、各ブースでは、折り紙、書道、囲碁、ボードゲーム、日本アニメのデッサン等のワークショップや、着物の着付けが行われました。
更に今年は、敷地内レストランにて焼きそば、カレーライス、竜田揚げ、抹茶・胡麻アイスの日本食販売、日本酒・日本茶の試飲等、日本の食文化の紹介や、駒、達磨落とし、剣玉等昔懐かしい日本の伝統玩具を体験出来るコーナー、そして、紙芝居、来場者参加型のラジオ体操、日本車の展示、ワークショップで作った灯篭流し、月見団子の試食等が加わり、益々充実した内容となり、ぐずついたお天気にも関わらず大変多くの来場者で賑わいました。 来場者からは、ブース出展者と共に日本文化を直接体験出来、理解が深まった、1日で様々な日本文化を知ることが出来て良かった、今後も継続して行って欲しい等の声がありました。
ご参加頂いた関係団体/企業、ボランティアの皆様に改めて御礼申し上げます。
なお、今回の行事の様子は、NeDelo、RTV Slovenia website、Radio Slovenia、Sotočje等でも紹介されました。
http://www.rtvslo.si/zabava/zanimivosti/zbilje-za-en-dan-postale-dezela-vzhajajocega-sonca/318855
「宗家神崎流による日本舞踊公演」が開催されました。
2013年9月15日(日)、宗家神崎流、在スロベニア日本大使館共催のもと、リュブリャナ市内SNT OPERA AND BALLET LJUBLJANAにて、「日本舞踊スロベニア公演」~地唄舞の世界~が開催されました。
同公演は、日本から神崎流家元神崎美乃さん、人間国宝(重要無形文化財保持者)富山清琴さんなどをお招きし、日本の本格的な伝統芸能を紹介することを目的として開催されました。冒頭挨拶にて、城守大使は、出演者をはじめ本公演関係者へ感謝の辞を述べると共に、今回のコンサートや今後の行事を通じて両国間の絆が一層深まることへの期待を述べました。
地唄舞は能を基本とした静的な舞に、歌舞伎や人形浄瑠璃の要素を加味した優雅で落ち着いた舞が特徴であり、500席の会場をほぼ埋め尽くした観衆は、地唄舞の優雅でしとやかな動きと着物の美しさに魅了されました。又、後半では、日本の楽器紹介も行なわれ、日本の様々な古楽器が奏でる特有の音色を堪能しました。 そしてフィナーレは出演者一同のもと、盛大な拍手と共に幕を閉じました。
本公演開催に際し、ご協力頂きました関係者の方々、ご来場頂きました皆様に心より御礼申し上げます。
【演者】神﨑美乃(宗家神﨑流家元)、神﨑美峯、神﨑美帆、神﨑美紗
【奏者】富山清琴/人間国宝(重要無形文化財保持者)、杵屋勝國、佐藤紀久子、高橋翠秋、福原 寛 、杵屋勝國毅、杵屋秀子、杵屋勝眞紀、堅田昌宏、梅屋喜三郎
(敬称略)
スロベニアの蕎麦祭り-ざる蕎麦を皆さんに-
8月22日(木)~25日(日)の間、第12回国際蕎麦シンポジウムがスロベニアで開催されました。最終日の25日(日)にはSentjenej という地方の街の近くで「蕎麦祭り」が開催され、約300名が参加し城守大使夫妻も参加しました。
「蕎麦」はスロベニアでは昔からある食べ物で、実のまま茹でてリゾット状にしたり、粉にして蕎麦がきやパンにして食べられています。「蕎麦祭り」には、シンポジウムに参加した日本、中国、韓国、イタリア、ポーランド等々世界中の人たちと、地元の方々が参加し、下の写真のような蕎麦料理を皆で楽しみました。日本から参加した方々は、日本の蕎麦を現地で打ち、その場でざる蕎麦を提供するイベントを行いました。有名な上野の藪そばの店主の鵜飼さんが打った蕎麦が、下の写真のような「ざる蕎麦」となり大勢の参加者に届けられました。
城守大使もざる蕎麦を堪能し、「本当に日本の「藪そば」の味で、スロベニアでおいしい蕎麦が食べられるとは」と、大変感激していました。スロベニアの方々も新しい蕎麦の料理を堪能されたことでしょう。大量の蕎麦を、打って切って茹でて参加者に提供するのは、横で見ていても大変な仕事で、皆様、本当にお疲れ様でした。そして、このような機会にお招き頂き誠にありがとうございました。

【そばのシュトゥルックリ】
(のばしたそばとカッテージチーズを太巻きにして、
輪切りにしたもの) |

【そばのリゾット】
|

【そば打ちの様子】 |

【ざる蕎麦】 |
「日・スロベニア外交関係樹立20周年記念友好コンサート」が開催されました。
2013年6月27日(木)、リュブリャナ市内スロベニアフィルハーモニーにて、秋篠宮同妃両殿下御臨席の下、当館主催の「日・スロベニア外交関係樹立20周年記念友好コンサート」が開催されました。このコンサートは、昨年の日・スロベニア外交樹立20周年及び今般の秋篠宮同妃両殿下のスロベニア御訪問を記念し行われたもので、ヴェベル国民議会議長夫妻も参加されました。
コンサートは、スロベニアフィルハーモニー混声合唱団による両国の国歌斉唱に始まり、その後、城守大使は主催者挨拶にて、3月のパホル大統領の日本御訪問、今回の秋篠宮同妃両殿下のスロベニア御訪問が、これまでに築いてきた両国の良好な友好関係を一層深める機会となり、今後も文化、観光のみならず、貿易・投資などの経済面等、あらゆる分野において更なる発展を遂げることへの期待を述べました。また、秋篠宮同妃両殿下のスロベニア御滞在中の今後の予定にも触れ、スロベニアの皆様が暖かく両殿下をお迎え下さり、有意義な御訪問となろうと述べました。
コンサートは二部構成で行われ、第一部はスロベニア在住日本人ヴィオラ奏者岩城保道氏らによる三重奏とソプラノ歌手の演奏、第二部はスロベニアフィルハーモニー混声合唱団によるアカペラ演奏が行われ、「浜辺の歌」、「さくら」、「最上川舟歌」などの日本の曲やスロベニアの楽曲を披露しました。会場を埋め尽くした約450名の聴衆はそれぞれの演奏に耳を傾け、美しい音色に終始魅了されました。
ご来場いただきました皆様、及び本行事にご協力頂きました関係者の方々に改めて御礼申し上げます。
≪奏者紹介≫
第一部 ヴィオラ奏者:岩城保道氏、チェロ奏者:Ms. Uršula Ivanuš 、ピアノ奏者:Mr. Jan Sever、ソプラノ歌手:Ms. Kaja Tokuhisa
第二部 スロベニアフィルハーモニー混声合唱団
日本の料理・文化の紹介行事“Japan Week”が開催されました。
2013年5月20日(月)~25日(土)の期間、当館、MAXI MARKET、HOTEL SLON、HAPPY COOKIES共催のもと「Japan Week」が開催されました。リュブリャナ市内MAXI MARKETでは、日本の料理と文化を紹介する行事“MAXI PO JAPONSKO”が開催され、日本の料理教室や日本文化・観光地セミナー、生け花、茶道のデモンストレーション、寿司の試食会、日本酒の試飲会など、様々な日本食・文化の紹介が行われました。また、ショーウィンドーには日本の着物や浴衣、五月人形、こけし等の日本関連品や在留邦人アーティストの絵画の展示がなされ多くの方を魅了しました。HOTEL SLON会場では、子供向けに、日本の紙芝居や折り紙、書道等のワークショップが行われました。
同行事のオープニングセレモニーでは、城守大使より本行事を通じて両国間の更なる友好親善と日本の魅力が伝わることに対する期待が述べられました。
様々な催しの中でも、とりわけ日本の料理教室は好評で、定員20名の教室が4回開催されましたが、案内と同時に数日で満員となり、参加者は、地元の食材を利用して日本の家庭料理(日本そば、掻き揚げ、ほうれんそうの胡麻和え、ちらし寿司、から揚げ、味噌汁、水羊羹)の調理、試食を行いました。各ワークショップに参加した方々からは身近に日本文化を体験出来て良かった等、継続的な開催を望む声が多く寄せられました。
今回ご参加頂きました皆様、及び本行事にご協力頂きました関係者の方々に改めて御礼申し上げます。
「第3回帰国留学生会総会」が開催されました。
2013年4月20日(土)、リュブリャナ市内にて、第3回帰国留学生会総会が行われました。日本への留学経験者により2009年に結成された同会は、日本とスロベニア両国を結ぶ貴重な人材である留学経験者相互のネットワーク構築と日本関連の情報交換の活性化を目指しています。
総会では、新事務局長の承認、2013年度の活動計画、同会のホームページの運営、フェイスブックの活用など様々な議論が活発に行われました。 具体的には2013年9月下旬開催予定の日本文化紹介行事への同会の参加、11月に開催予定の日本企業講演会などについて今後、詳細の打ち合わせが継続して行われていきます。
総会終了後には、同日、午前に別会場で開催されたスロベニア日本語弁論大会の発表者、関係者と合同にて意見交換会が開催されました。 開会にあたり同会の会長アンドレイ・ベケシュ氏より、同会において両国に関する様々な意見・情報交換を継続的に行い、会の更なる発展を図っていく決意が述べられました。又、城守大使より、帰国留学生会として二国間関係をより深める為に、様々な活動に積極的に参加して欲しい旨が伝えられました。 そして事務局長に再選されたルカ・ツルベルグ氏より、今後の会の役割や2013年度の活動計画についての報告がなされました。 意見交換会では、今後留学を希望する学生が留学経験者と意見交換をする機会も設けられ、日本について様々な意見交換が行われ、一層有意義な会となりました。同会の今後の更なる活発な活動が期待されます。
「第3回スロベニア日本語弁論大会」が開催されました。
2013年4月20日(土)、リュブリャナ大学文学部において、第3回スロベニア日本語弁論大会が開催されました。
同大会はスロベニアにおける日本語学習者の学習意欲向上と、若年層・青年層への更なる日本語学習の普及を目的として行われ、今年は第一次審査を含め合計37名のエントリーがあり、大会当日は本選に進んだ18名が熱弁を振いました。開会の辞において城守大使は、出場者に対し、日本語学習の期間は違えども熱意の深さは皆等しく、日頃の成果を精一杯発揮して欲しいと激励し、また日本への探求心を更に深め、両国間の交流の懸け橋となって欲しいと期待を述べました。
本年度の大会の特徴は、テーマがバリエーションに富んでいたこと、また、独学で日本語を学んでいる参加者が多かったことです。
本大会は、初級、中級、リュブリャナ大学文学部日本研究講座3年生の部と3部門に分けて実施されました。優秀者、弁論テーマは以下の通りです。
初級の部:エリザ・アタナソフスカさん 『私の夢』
中級の部:エウゲーニア・グディエヴァさん 『忘れてはいけない物語』
リュブリャナ大学文学部日本研究講座3年生の部:ドラジル・グレゴルさん 『日本の現代建築と自然』
又、審査時間中には、2013年1月~2月にかけて国際交流基金のプログラムにて短期日本語研修に参加した学生より成果発表が行われ、実体験を通じ、数多くの貴重な経験を得られたとの報告がなされました。
大会終了後、大会出場者及び関係者は、帰国留学生会会員との意見交換会に参加し、世代を超えた意見交換の場を通じ、有意義な時間を過ごしました。 今大会にご協力いただいた審査員、及び関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
なお、当日の様子は以下のサイトでご覧頂けます。
http://www.touhou.si/3-slovensko-tekmovanje-v-govornistvu-v-japonskem-jeziku-20-04-2013/
主催:スロベニア日本語弁論大会実行委員会、リュブリャナ大学文学部、在スロベニア日本国大使館
協力:国際交流基金、リュブリャナ図書館、マリボル図書館
「“筝”とピアノによるアンサンブルコンサート」が開催されました。
2013年4月16日(火)、在スロベニア日本大使館主催、文化庁協力のもと、リュブリャナ市内ツァンカリエウ・ドムにて、“筝”とピアノによるアンサンブルコンサート「Harmony of Japanese and Western Melody, Sou and piano concert」が開催されました。
同コンサートは日本の伝統的な弦楽器“筝”の音色を楽しんで頂くと共に、日本の和楽器と西洋楽器の融合により、新たな音楽文化を創造すること、そして、日・スロベニア両国間の更なる友好親善が図られることを目的として実施されました。 “筝”奏者、山路みほさんは文化庁文化交流使として2013年1月よりモスクワ音楽院にて音楽指導を行っておられ、今回、欧州公演ツアーの一環として当地を訪れられました。また、ピアノ奏者の山口友由美さんは、ウィーン在住にて音楽活動を行っておられ、今回、当地にて、お二人の初共演が実現しました。
筝(そう)とは、奈良時代に唐(中国)から伝わった「筝」という弦楽器を元に工夫された13本の絃と柱(じ)と呼ばれる可動式の支柱を持つ弦楽器であり、日本古来より存在する倭琴とは弦の数や、柱の有無など若干異なりますが、一般的にはいずれも“こと”と呼ばれる事が多い為、それらを区別する場合には、「筝のこと」、「琴(きん)のこと」と呼ばれているそうです。
冒頭挨拶にて、城守大使は、在スロベニア新大使として初めて皆様をお迎えできることを嬉しく思うと共に、文化交流における音楽の重要性、また、今回のコンサートや今後のイベントを通して両国間の絆が一層深まることへの期待を述べました。
250席の会場をほぼ埋め尽くした聴衆は、初めて聞く“筝”の独特な音色や奏法、ピアノによるクラシック音楽、そして“筝”とピアノの音色が融合した素晴らしい調和の世界に魅了され、コンサートは盛大な拍手で幕を閉じました。
コンサート開催に際し、ご協力頂きました関係者の方々、ご来場頂きました皆様に心より御礼申し上げます。
奏者/筝:山路みほさん、ピアノ:山口友由実さん
AIESEC主催による世界各国文化紹介行事“Global Village”が開催されました。
2013年3月16日(土)、リュブリャナ市内BTC/City ParkにおいてAIESEC主催による世界各国文化紹介行事“Global Village”が開催されました。
AIESECとは海外インターンシップ事業を運営する学生団体で、本行事には、我が国をはじめ計25ヶ国が参加し、各国ブース及びステージにて自国の文化紹介
が終日繰り広げられました。
「日本ブース」は、日本からリュブリャナ大学に短期留学中の筑波大学、東北福祉大学、群馬大学、西九州大学の学生が中心となり運営を行いました。
同ブースでは、書道、折り紙の実演、浴衣の着付け体験、抹茶の試飲などが行われ、終始人が途絶えず好評を博しました。又、ステージでは、剣道、空手、茶道のデモンストレーションが披露され、多くの観客を魅了しました。
参加した学生からは、自国の文化に誇りを感じた、日本の魅力を多くの人に伝えられ貴重な経験となった等の声がありました。
本行事にご協力頂きました留学生の皆様及び関係者の方々に改めて御礼申し上げます。
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